原著論文掲載
高齢社会における肺炎の死亡因子に関する論文が、BMC Pulmonary Medicineに掲載されました。
Six underlying health conditions strongly influence mortality based on pneumonia severity in an ageing population of Japan: a prospective cohort study
(https://bmcpulmmed.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12890-018-0648-y)
肺炎にかかる前からすでに所有している6つの死亡関連因子が多い場合、CURB65で評価した重症度は死亡にあまり関係なく、死亡関連因子が少ない場合にはCURB65で評価した重症度が死亡に関連している、という内容です。
「肺炎は老人の友である」とWilliam Oslerが言いましたが、死亡原因の第3位となった肺炎は、肺炎にかかると死亡してしまう状態をすでに持っている人が増えていることが背景にあると考えます。
メンバー | 濱口 |
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